2008/10/23
一足早くシーズン総括・ソフトバンク編。
久しぶりのプロ野球ネタです。もはや「一足早く」でもなくなってきましたが。
今回はシーズン総括・ソフトバンク編です。
成績:64勝77敗3分(6位)
内訳:対パ・リーグ 49勝68敗3分 対セ・リーグ 15勝9敗
得点:556(5位) 失点:641(5位) 防御率:4.05(5位)
打率:.265(4位) 本塁打:99(4位)
12年ぶりの最下位。8月終了時までは首位をもうかがえそうな位置につけていましたが、9月に投打共に乱調が目立ち、力尽きました。
どのチームにも故障者は少なからず出るので何とも言えませんが、このチームの場合はその割合が半端ないように感じました。ここ数年エースとしてチームを引っ張っていた斉藤和巳投手がシーズン通して投げられず、大村選手や多村選手など攻守共にチームの要となる外野手がそろって故障で離脱。内野の中心となる川崎選手が五輪の影響で残り試合をほぼ全休する形となり、例年中心選手として活躍していた選手がことごとく長期離脱をしていました。
野球はチームスポーツなので誰かしらに責任を負わすことがナンセンスなのですが、本拠地の特性を考えるとやはり投手陣の不調が大きく響いたように思えます。球界最大クラスの本拠地で打ち合いに持ち込むのはやはり厳しいものがあり、多少なり方向転換が必要に感じました。
その中で、打者では松田選手、投手では大隣投手が一本立ちをしたのが数少ない朗報といえるでしょう。他の若手の台頭が待たれるところです。
・投手陣
杉内俊哉 25試合 投球回数 196.0 10勝8敗 防御率 2.66
和田毅 25試合 投球回数 162.0 8勝8敗 防御率 3.61
大隣憲司 22試合 投球回数 155.2 11勝8敗 防御率 3.12
ガトームソン 18試合 投球回数 100.0 5勝7敗 防御率 4.05
新垣渚 15試合 投球回数 92.2 4勝6敗 防御率 4.18
ここ数年は斉藤和巳投手・和田投手・杉内投手・新垣投手の4本柱が中心となり、最低でも3人はある程度の調子でシーズンを通した働きを見せていました。今年は斉藤投手が全休となり、新垣投手がまさかの絶不調に陥るなど根底からローテーションが破綻してしまいました。
和田投手が新人からの連続二桁勝利がストップしました。個人記録のために野球をやるわけではないとはいえ、好投しながらも援護を貰えずに勝ち星を落とすパターンが8月以降続いたのが痛手だったように思います。
ガトームソン投手や、ここでは記載していませんがパウエル投手など外国人投手がことごとく期待はずれの働きだったことも否めません。
2年目の大隣投手がほぼローテーションを守りきり、11勝を上げるなど飛躍しました。
三瀬幸司 44試合 投球回数 35.0 2勝1敗5H 防御率 4.11
ニコースキー 39試合 投球回数 42.2 2勝4敗7H 防御率 4.64
篠原貴行 21試合 投球回数 14.0 0勝0敗7H 防御率 3.21
久米勇紀 40試合 投球回数 36.0 4勝1敗15H 防御率 3.25
馬原孝浩 15試合 投球回数 19.1 2勝2敗11S 防御率 2.79
クローザーの長期不在に悩まされるシーズンとなりました。そうでなくてもここ数シーズンは先発ほどの安定感を持たない中継ぎ陣でしたので、唯一安定感のある馬原投手の長期不在は致命的になりました。中盤〜終盤の逆転を許してしまう展開が例年以上に多く感じました。
流動的な起用が中心になってしまった感があり、若手がそれほど台頭してこなかったのも痛手です。来季以降の中心課題となってくるでしょう。
・野手陣
松中信彦 144試合 打率 .290 本塁打 25 打点 92 盗塁 3 出塁率 .382
松田宣浩 142試合 打率 .279 本塁打 17 打点 63 盗塁 12 出塁率 .322
本多雄一 107試合 打率 .291 本塁打 3 打点 38 盗塁 29 出塁率 .325
川崎宗則 99試合 打率 .321 本塁打 1 打点 34 盗塁 19 出塁率 .350
※規定打席未到達
小久保裕紀 106試合 打率 .253 本塁打 20 打点 56 盗塁 1 出塁率 .334
柴原洋 96試合 打率 .277 本塁打 3 打点 34 盗塁 2 出塁率 .328
辻武史 87試合 打率 .274 本塁打 0 打点 13 盗塁 8 出塁率 .308
大村直之 79試合 打率 .302 本塁打 2 打点 22 盗塁 7 出塁率 .337
長谷川勇也 71試合 打率 .235 本塁打 4 打点 24 盗塁 2 出塁率 .295
高谷祐亮 62試合 打率 .182 本塁打 2 打点 13 盗塁 0 出塁率 .246
本間満 61試合 打率 .230 本塁打 2 打点 10 盗塁 0 出塁率 .238
中西健太 59試合 打率 .250 本塁打 3 打点 14 盗塁 1 出塁率 .325
田上秀則 52試合 打率 .264 本塁打 4 打点 13 盗塁 0 出塁率 .287
レストビッチ 48試合 打率 .223 本塁打 3 打点 17 盗塁 0 出塁率 .315
多村仁 39試合 打率 .302 本塁打 3 打点 15 盗塁 0 出塁率 .335
松中選手が全試合出場を果たし、松田選手もほぼ全試合を経験しました。
ただ、チャンスメーカー型の選手が割合多かったためにポイントゲッターとのバランスが悪かったように感じます。クリーンアップとしての働きが期待される多村選手・小久保選手が欠場の多さで機能せず、松中選手も数シーズン前と比較すると完全復調と言い難い成績に終わりました。
また、チャンスメーカー型の選手が多い割りに盗塁やヒットエンドランなどを絡めた攻め手のバリエーションに欠け、得点力の低下に拍車をかける結果となりました。
キャッチャーが固定できなかったのも地味に痛いです。盗塁阻止率の低さから相手の攻撃パターンをふやす結果にもなり、司令塔が攻守の足枷になっていた感は否めません。城島選手クラスがすぐに台頭することは考えにくいですが、敢えて誰か一人を集中的に登用していくのもひとつの手でしょうか。
一方で本多選手が2年連続でレギュラーの位置を確保し、松田選手が一本立ちを果たすなど打の将来性の一端が見えてきたように思えます。
・来季への展望
投打共に課題は多いですが、まずは故障離脱の多い事情を立て直すのが急務でしょう。常に故障と向き合いながらシーズンを過ごしていかなければいけないのはどのチームのどの選手も同じことなので、その辺りはコンディショニングコーチの見直しも含める部分ですかね。
投手陣に関してはやはり中継ぎですね。馬原投手が故障なく1年通して働くことを前提にしても、そこまでつなぐ投手がいないのは問題です。JFKクラスの「勝利の方程式」はそうそう簡単にはできませんが、過去の実績なども考慮しながらある程度形を模索しておきたいです。
野手陣は、とりあえず最優先事項は捕手に尽きると思います。センターラインを見ると本多選手・川崎選手・多村選手と守備が安定しているだけに、捕手さえ定まればかなり安定してくると思います。打撃に関しては本調子であることが前提ですが、優秀な打者がそろっているので得点力の問題は多くないと思います。
投手・野手どちらにも言えることですが、若手を中心とした底上げは必須だと思います。最近はFAやトレード、外国人への依存度合いが増してきている印象なので、これを機にチームバランスをシフトしていくべきでしょう。
地力のある選手が多いだけに、来季は怖い存在になりそうです。
秋山新監督の采配に注目ですね。
今回はシーズン総括・ソフトバンク編です。
成績:64勝77敗3分(6位)
内訳:対パ・リーグ 49勝68敗3分 対セ・リーグ 15勝9敗
得点:556(5位) 失点:641(5位) 防御率:4.05(5位)
打率:.265(4位) 本塁打:99(4位)
12年ぶりの最下位。8月終了時までは首位をもうかがえそうな位置につけていましたが、9月に投打共に乱調が目立ち、力尽きました。
どのチームにも故障者は少なからず出るので何とも言えませんが、このチームの場合はその割合が半端ないように感じました。ここ数年エースとしてチームを引っ張っていた斉藤和巳投手がシーズン通して投げられず、大村選手や多村選手など攻守共にチームの要となる外野手がそろって故障で離脱。内野の中心となる川崎選手が五輪の影響で残り試合をほぼ全休する形となり、例年中心選手として活躍していた選手がことごとく長期離脱をしていました。
野球はチームスポーツなので誰かしらに責任を負わすことがナンセンスなのですが、本拠地の特性を考えるとやはり投手陣の不調が大きく響いたように思えます。球界最大クラスの本拠地で打ち合いに持ち込むのはやはり厳しいものがあり、多少なり方向転換が必要に感じました。
その中で、打者では松田選手、投手では大隣投手が一本立ちをしたのが数少ない朗報といえるでしょう。他の若手の台頭が待たれるところです。
・投手陣
杉内俊哉 25試合 投球回数 196.0 10勝8敗 防御率 2.66
和田毅 25試合 投球回数 162.0 8勝8敗 防御率 3.61
大隣憲司 22試合 投球回数 155.2 11勝8敗 防御率 3.12
ガトームソン 18試合 投球回数 100.0 5勝7敗 防御率 4.05
新垣渚 15試合 投球回数 92.2 4勝6敗 防御率 4.18
ここ数年は斉藤和巳投手・和田投手・杉内投手・新垣投手の4本柱が中心となり、最低でも3人はある程度の調子でシーズンを通した働きを見せていました。今年は斉藤投手が全休となり、新垣投手がまさかの絶不調に陥るなど根底からローテーションが破綻してしまいました。
和田投手が新人からの連続二桁勝利がストップしました。個人記録のために野球をやるわけではないとはいえ、好投しながらも援護を貰えずに勝ち星を落とすパターンが8月以降続いたのが痛手だったように思います。
ガトームソン投手や、ここでは記載していませんがパウエル投手など外国人投手がことごとく期待はずれの働きだったことも否めません。
2年目の大隣投手がほぼローテーションを守りきり、11勝を上げるなど飛躍しました。
三瀬幸司 44試合 投球回数 35.0 2勝1敗5H 防御率 4.11
ニコースキー 39試合 投球回数 42.2 2勝4敗7H 防御率 4.64
篠原貴行 21試合 投球回数 14.0 0勝0敗7H 防御率 3.21
久米勇紀 40試合 投球回数 36.0 4勝1敗15H 防御率 3.25
馬原孝浩 15試合 投球回数 19.1 2勝2敗11S 防御率 2.79
クローザーの長期不在に悩まされるシーズンとなりました。そうでなくてもここ数シーズンは先発ほどの安定感を持たない中継ぎ陣でしたので、唯一安定感のある馬原投手の長期不在は致命的になりました。中盤〜終盤の逆転を許してしまう展開が例年以上に多く感じました。
流動的な起用が中心になってしまった感があり、若手がそれほど台頭してこなかったのも痛手です。来季以降の中心課題となってくるでしょう。
・野手陣
松中信彦 144試合 打率 .290 本塁打 25 打点 92 盗塁 3 出塁率 .382
松田宣浩 142試合 打率 .279 本塁打 17 打点 63 盗塁 12 出塁率 .322
本多雄一 107試合 打率 .291 本塁打 3 打点 38 盗塁 29 出塁率 .325
川崎宗則 99試合 打率 .321 本塁打 1 打点 34 盗塁 19 出塁率 .350
※規定打席未到達
小久保裕紀 106試合 打率 .253 本塁打 20 打点 56 盗塁 1 出塁率 .334
柴原洋 96試合 打率 .277 本塁打 3 打点 34 盗塁 2 出塁率 .328
辻武史 87試合 打率 .274 本塁打 0 打点 13 盗塁 8 出塁率 .308
大村直之 79試合 打率 .302 本塁打 2 打点 22 盗塁 7 出塁率 .337
長谷川勇也 71試合 打率 .235 本塁打 4 打点 24 盗塁 2 出塁率 .295
高谷祐亮 62試合 打率 .182 本塁打 2 打点 13 盗塁 0 出塁率 .246
本間満 61試合 打率 .230 本塁打 2 打点 10 盗塁 0 出塁率 .238
中西健太 59試合 打率 .250 本塁打 3 打点 14 盗塁 1 出塁率 .325
田上秀則 52試合 打率 .264 本塁打 4 打点 13 盗塁 0 出塁率 .287
レストビッチ 48試合 打率 .223 本塁打 3 打点 17 盗塁 0 出塁率 .315
多村仁 39試合 打率 .302 本塁打 3 打点 15 盗塁 0 出塁率 .335
松中選手が全試合出場を果たし、松田選手もほぼ全試合を経験しました。
ただ、チャンスメーカー型の選手が割合多かったためにポイントゲッターとのバランスが悪かったように感じます。クリーンアップとしての働きが期待される多村選手・小久保選手が欠場の多さで機能せず、松中選手も数シーズン前と比較すると完全復調と言い難い成績に終わりました。
また、チャンスメーカー型の選手が多い割りに盗塁やヒットエンドランなどを絡めた攻め手のバリエーションに欠け、得点力の低下に拍車をかける結果となりました。
キャッチャーが固定できなかったのも地味に痛いです。盗塁阻止率の低さから相手の攻撃パターンをふやす結果にもなり、司令塔が攻守の足枷になっていた感は否めません。城島選手クラスがすぐに台頭することは考えにくいですが、敢えて誰か一人を集中的に登用していくのもひとつの手でしょうか。
一方で本多選手が2年連続でレギュラーの位置を確保し、松田選手が一本立ちを果たすなど打の将来性の一端が見えてきたように思えます。
・来季への展望
投打共に課題は多いですが、まずは故障離脱の多い事情を立て直すのが急務でしょう。常に故障と向き合いながらシーズンを過ごしていかなければいけないのはどのチームのどの選手も同じことなので、その辺りはコンディショニングコーチの見直しも含める部分ですかね。
投手陣に関してはやはり中継ぎですね。馬原投手が故障なく1年通して働くことを前提にしても、そこまでつなぐ投手がいないのは問題です。JFKクラスの「勝利の方程式」はそうそう簡単にはできませんが、過去の実績なども考慮しながらある程度形を模索しておきたいです。
野手陣は、とりあえず最優先事項は捕手に尽きると思います。センターラインを見ると本多選手・川崎選手・多村選手と守備が安定しているだけに、捕手さえ定まればかなり安定してくると思います。打撃に関しては本調子であることが前提ですが、優秀な打者がそろっているので得点力の問題は多くないと思います。
投手・野手どちらにも言えることですが、若手を中心とした底上げは必須だと思います。最近はFAやトレード、外国人への依存度合いが増してきている印象なので、これを機にチームバランスをシフトしていくべきでしょう。
地力のある選手が多いだけに、来季は怖い存在になりそうです。
秋山新監督の采配に注目ですね。



